ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アトゥラウ州」の意味・わかりやすい解説 アトゥラウ〔州〕アトゥラウAtyrau カザフスタン西部の州。 1973年まで南のマングイシラク州を含んでいた。 1992年までグリエフ州。州都アトゥラウ。カスピ海沿岸低地の東部を占め,州域の大部分が海面下の低地である。中部をウラル川,東部をエンバ川が流れる。砂漠地帯に属し,年降水量は 100~200mm。古くから石油の産地として知られ,州の主要産業はエンバ油田の採油と石油精製で,ほかにカスピ海の漁業と水産物の缶詰加工,牧羊も重要。アトゥラウ,バルイクシなどの町や,コスチャグイル,マカト,ドソルなどの採油地に人口が集中している。ロシアのアストラハンとオルスクを結ぶ鉄道,ハイウェーと,マカトから南東方向へ分かれる鉄道が州内の主要交通路である。面積 11万 8600km2。人口 44万 7100 (2001推計) 。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by