アナギリン

化学辞典 第2版 「アナギリン」の解説

アナギリン
アナギリン
anagyrine

C15H20N2O(244.33).マメ科Anagyris foetidaCytisus caucasicusLupinus caudatusなどに存在するルピンアルカロイドの一つ.構造上,キノリジジンアルカロイドに属する.微黄色の油状液体で,光を受けると褐色になる.沸点210~215 ℃(40.53 kPa),-165.3°(エタノール).水,エタノール,クロロホルムに可溶,エーテル,ベンゼンに微溶.徹底的に還元すれば(+)-スパルテインを与える.牛に奇形をもたらす主要な有毒アルカロイドであり,頻拍の原因になる強心剤.[CAS 486-89-5]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む