20世紀西洋人名事典 の解説
アナトーリー ルナチャルスキー
Anatolii Vasil’evich Lunacharskii
1875 - 1933
ソ連の革命家,政治家,文筆家。
ポルタバ市生まれ。
「革命の詩人、革命の哲学者」を志して、1894年チューリヒ大学へ留学し、実証哲学と自然科学を学ぶと同時に、スイスに亡命中のプレハーノフからもマルクス主義と文学・芸術理論について教えを受けた。1898年ロシアへ帰り、革命運動に身を投じたが逮捕となり、三年余の流刑となる。十月革命の勝利直後、ソビエト政府の教育人民委員に選出され、’29年までの12年間その地位にあった。’33年スペイン大使を命ぜられるが、その赴任の途中フランスで客死。著書は「宗教と社会主義」(’08〜’11年)、批評「文学的シルエット」(’23年)など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報