アニスアルデヒド(その他表記)anisaldehyde

改訂新版 世界大百科事典 「アニスアルデヒド」の意味・わかりやすい解説

アニスアルデヒド
anisaldehyde


芳香族アルデヒド一つp-メトキシベンズアルデヒドに相当する化合物。融点2.5℃,沸点249℃の芳香をもつ無色淡黄色液体アニスアルコールクロム酸酸化すると得られる。還元すればアニスアルコール,酸化すればアニス酸となる。工業的にはアニス油などに存在するアネトールの酸化などによって得られ,香料染料原料となる。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

栄養・生化学辞典 「アニスアルデヒド」の解説

アニスアルデヒド

 C8H8O2 (mw136.15).

 p-メトキシベンズアルデヒドともいう.香料として使われる食品添加物で,アニスの実(アニシード)からとられる.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android