デジタル大辞泉 「アニス油」の意味・読み・例文・類語 アニス‐ゆ【アニス油】 アニスの実を水蒸気蒸留して得られる油。甘い香りがあり、香料として、石鹸せっけん・ポマードやリキュール酒などに使用。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「アニス油」の意味・読み・例文・類語 アニス‐ゆ【アニス油】 〘 名詞 〙 アニスの果実を水蒸気蒸留して製した精油。甘い芳香をもつ無色、淡黄色の液体でアネトールを主成分とする。常温以下で固化。せっけん、髪油、食品等の香料、医薬品に使用。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
改訂新版 世界大百科事典 「アニス油」の意味・わかりやすい解説 アニス油 (アニスゆ)anise oil アニス(セリ科の一年草)の果実に含まれている精油。黄色の液体で沸点210℃。主成分は,アネトール(80~90%),メチルカビコール,p-メトキシアセトフェノン。比重0.980~0.990(20℃),屈折率1.552~1.559(20℃),旋光度-2°~+1°。食品用香料,薬用などに利用される。執筆者:内田 安三 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by
日本大百科全書(ニッポニカ) 「アニス油」の意味・わかりやすい解説 アニス油あにすゆanis oil 精油の一つ。アニシード油aniseed oilともいう。エジプト、近東地方原産のセリ科植物の熟した果実を水蒸気蒸留すると収油率1.5~6%で得られる。これは淡黄色シロップ状で、甘い特有の香気を有し、15℃以下で固化し、主成分としてアネトール(80~90%)を含有している。せっけんおよびポマードの付香に用い、とくにリキュールの調香料および医薬としての用途が大きい。[佐藤菊正][参照項目] | アネトール 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アニス油」の意味・わかりやすい解説 アニス油アニスゆaniseed oil 植物性の天然香料の一つ。菓子,洋酒,医薬,歯磨きなどに使われる。セリ科植物のアニス Pimpinella anisumの実を水蒸気蒸留して得る。無色または黄白色で,特有の芳香と強い甘味をもつ。芳香成分の主要なものはアネトール (50~90%) 。なお,アネトールを主要成分とするものとしては,ほかにフェンネル油などがある。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by
栄養・生化学辞典 「アニス油」の解説 アニス油 アニスの種子アニシードからとる油.香料として用いる.アニスアルデヒド,アネトールなどの香気成分を含む. 出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報 Sponserd by