最新 地学事典 「アバランチシュート」の解説
アバランチシュート
avalanche chute
反復的に発生する全層雪崩の面的な侵食作用によって形成される溝状の地形。横断面形は浅いU字形~半円形で縦断面形は直線~やや凹形であり,その表面には堅ろうな基盤岩が連続的に露出する。全層雪崩による岩屑の剥離や雪崩に取り込まれた岩屑による削磨が生じて基盤岩が侵食される。日本の多雪地域では傾斜35~50°で走路長150~700m,横幅10~80mの規模となり,複数のアバランチシュートが屏風状に並列する雪崩斜面となることが多い。参考文献:下川和夫(1980) 駿台史學,No. 50:296
執筆者:佐々木 明彦
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

