アピトン

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精選版 日本国語大辞典 「アピトン」の意味・読み・例文・類語

アピトン

  1. 〘 名詞 〙 ( [マライ語] apitong ) フタバガキ科の常緑高木の材をいう。フィリピン、ボルネオ、マライ産の有用な散孔材で、木口面に多数の管孔があり、色は淡黄色から暗褐色。材質は硬い。土木建築車両船舶、家具などに用いられる。

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世界大百科事典(旧版)内のアピトンの言及

【外材】より

… 南洋材と呼ばれる木材の中には百数十属からの樹種が含まれ,その樹種の数は1000を超えると考えてよい。しかし,材積で考えるとその大半は依然としてフタバガキ科の樹種,とくにラワン・メランチ類,アピトン・クルイン類,カプール(現地読みではカポール)類などで,これらは南洋材輸入量の約80%くらいと推定される。
[米材(北米材)]
 カナダおよびアメリカから輸入され,針葉樹材が主で,若干量の広葉樹材を含んでいる。…

【フタバガキ(双葉柿)】より

…しかし材面からやにが出やすく,造作材や家具材には適さない。この属の樹木はフィリピンではアピトンapitong,インドネシア,マレーシアではクルインkeruingと総称され,その木材は日本にもラワン・メランチ類に次いで多量に輸入されている。 フタバガキ科は双子葉植物17属約570種の樹木からなり,東南アジアからニューギニアに14属約530種,アフリカに2属約40種,南アメリカ北部に1属1種がある。…

※「アピトン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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