勝利の女神ニケに捧(ささ)げた古代ギリシアの神殿。アテネのアクロポリスの南西端に建つ小神殿。建築家カリクラテスの設計で紀元前427年ごろ起工し、前424年ごろ完成。プランは正面5.4メートル、側面8.3メートル、前面背面に4本ずつ柱を配した四柱式イオニア式神殿である。勝利の女神ニケは一般に有翼であるが、これはニケ・アプテロスNike Apteros(翼のないニケ)ともよばれていた。これは、勝利の女神がアテネから飛び去らないように、市民が女神の翼を切り取ったからと伝えられる。神殿を取り囲む堡塁(ほるい)の欄干は「サンダルの紐(ひも)を解くニケ」など女神を表す美しい浮彫りで飾られていた。
[前田正明]
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
梅雨の季節に入ること。つゆ入り。毎年6月中旬~7月中旬の約1ヵ月間,九州から東北地方は梅雨の季節に入る。これは,北方のオホーツク海高気圧と南方の小笠原高気圧とに挟まれて,揚子江流域から九州,四国,本州...