アフガニスタン和平協定(読み)アフガニスタンわへいきょうてい

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アフガニスタン和平協定」の意味・わかりやすい解説

アフガニスタン和平協定
アフガニスタンわへいきょうてい

1988年4月 14日,ジュネーブアフガニスタンパキスタンソ連,アメリカの外相が出席して,アフガニスタン和平のための合意文書に調印。これによってソ連軍の撤退が実現した。文書は,(1) アフガニスタン,パキスタンの相互関係,特に不干渉,不介入に関する2国間協定,(2) 米ソ両国による国際保障に関する宣言,(3) 難民の自主的帰還に関するアフガニスタン,パキスタンの2国間協定,(4) ソ連軍撤退への手順を含んだアフガニスタン情勢解決のための協定と,これに付随する合意の遵守に関する国連監視についての覚書,から成る。なお国連は 89年 11月,アフガニスタン各勢力が戦闘を中止し,広範な基盤を持つ政府を樹立するよう求める決議を採択した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android