ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説
アフメット・ジェブデト・パシャ
Ahmet Cevdet Paşa
[没]1895.5.25. イスタンブール
オスマン帝国末期の政治家,法律家,歴史家。 1839年,17歳でイスタンブールに出て,フランス語をはじめ各分野の学問を修めた。大宰相レシト・パシャの庇護を受け,若くして法官,教育委員会委員長となった。 54年に『ジェブデトの歴史』 Târîh-i Cevdetの3巻を完成させ,55年修史官となった。のち5回法務大臣,3回文部大臣をつとめたほか内務,農業大臣を歴任してタンジマート期の改革運動に大きな役割を果した。 85年に完成した 12巻から成る『ジェブデトの歴史』はオスマン朝史の傑作といわれている。
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