アフメト(読み)あふめと

旺文社世界史事典 三訂版 「アフメト」の解説

アフメト(3世)
Ahmet Ⅲ

1673〜1736
オスマン帝国第23代スルタン(在位1703〜30)
北方戦争の際,スウェーデンと組んで,ロシアのピョートル1世を破り,1711年アゾフ海とその周辺地域を奪った。その後オーストリアと戦ったが敗れ,ハンガリーを失った。その後一般にチューリップ時代と呼ばれる平和な時代を迎えるが,晩年はイェニチェリ反乱に苦しめられた。

出典 旺文社世界史事典 三訂版旺文社世界史事典 三訂版について 情報

世界大百科事典(旧版)内のアフメトの言及

【チューリップ時代】より

…トルコ語でラレ・デウリLāle devriといい,オスマン帝国アフメト3世Ahmet III(在位1703‐30)の時代,スルタンの女婿で風流の聞え高いイブラヒム・パシャİbrahim Paşa(?‐1730)が大宰相(サドラザム)に就任していた執政期(1718‐30)を指す。この時代は,大宰相の開明的な識見と有能な才能により,対外的には宥和政策,内政的には異例の泰平唯美主義の時代を招来した。…

※「アフメト」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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