ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説
アブドゥル・ラフマーン・ハーン
`Abd al-Raḥmān Khān
[没]1901.1.
アフガニスタン,バーラクザーイー朝第4代の王 (在位 1880~1901) 。第1代ドースト・ムハンマドの孫にあたる。第2次アフガン戦争の結果,1880年王位についた。彼は,叔父アザム・ハーンの子イスハークの反乱をしずめ,ギルザーイー族,ハザーラ族を従え,96年にはカーフィリスターンをも併合してアフガニスタン統一に成功した。また彼の治世には,ロシア政府ならびにインド政府との間に国境協定が結ばれ,かなり明確な国境線が設定された。
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