アブドラアブドラ(英語表記)Abdullah Abdullah

現代外国人名録2016 「アブドラアブドラ」の解説

アブドラ アブドラ
Abdullah Abdullah

職業・肩書
政治家,元眼科医 アフガニスタン行政長官(首相職) 元アフガニスタン外相,元国連代表

国籍
アフガニスタン

生年月日
1960年9月5日

出身地
カブール

学歴
カブール大学医学部眼科〔1983年〕卒

経歴
父はパシュトゥーン人、母はタジク人。大学卒業後はカブールやパキスタンでアフガン難民のための病院に勤務。1986〜92年対ソ連闘争の中心的存在だったアハマド・シャー・マスード司令官の軍に参加し、厚生担当責任者、政策アドバイザーなどを務める。’92年発足のラバニ政権下で報道官を経て、’93年国防省局長、アフガニスタンの国連代表。’96年タリバンによる政権掌握後に組織された北部同盟に参加し、’99年外務副大臣を経て、’99年〜2001年外務大臣を務める。2001年9月の米国同時多発テロ事件後は日々の対外交渉や外交活動を全面的に担当。タリバン崩壊を受け同年12月政権を引き継ぐ暫定行政機構(内閣)の外相に就任。2002年6月移行政権でも外相。2004〜2006年カルザイ政権下で外相。2009年8月の大統領選に出馬し決戦投票に進出したが、カルザイ大統領の不正に抗議しボイコットした。2014年4月の大統領選で1位となり6月の決戦投票に。対抗馬のガニが不正をしたとして激しく対立したが、9月挙国一致政権の樹立合意同月、首相職に相当する行政長官に就任。流暢な英語フランス語を話し、欧米や国連外交官からは“ドクター・アブドラ”として知られる。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

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