現代外国人名録2016 「アブラハムイェホシュア」の解説
アブラハム イェホシュア
Abraham B. Yehoshua
- 職業・肩書
- 作家 ハイファ大学名誉教授
- 国籍
- イスラエル
- 生年月日
- 1936年12月9日
- 出生地
- エルサレム
- 専門
- 比較文学, ヘブライ文学
- 学歴
- ヘブライ大学(哲学・ヘブライ語)
- 受賞
- イスラエル・ユダヤ語図書賞〔1990年〕「Five Seasons」,イスラエル・ブッカー賞〔1992年〕「Mister Mani」,イスラエル賞〔1995年〕,メディシス賞〔2012年〕
- 経歴
- 父は中東史の研究家、母はモロッコからの移民。1954〜57年空挺部隊の軍務に就いた。’64年パリのイスラエル学校校長、’64〜67年パリのワールド・ユニオン・イーディッシュ語学科の一般書記、’67〜72年ハイファ大学学生監、’72年から同大文学部比較文学・ヘブライ文学教授を歴任。現在同大名誉教授。また、’77年ハーバード大学、’88年シカゴ大学、’92年からプリンストン大学客員教授。’65〜72年「Keshet」、’73年から「Siman Kria」、’87年から「テル・アビブ・レビュー」各々の共同編集者を務める。作家としても活動し、単純・明快な文体が特徴。短編集に「老人の死」(’63年)、「森に向かって」(’68年)、「九つの物語」(’70年)、「三日と子供」(’70年)、「1970年夏の初め」(’71年)、「恋人」(’78年)、「モルホ」(’87年)、長編小説に「Five Seasons」(’88年)、「Mister Mani」(’90年)がある。戯曲に’67年の六日戦争後まもなく出版した「五月の夜」(’69年)、「The Isreali Babies」(’91年)など。イスラエル・ヘブライ文学界を代表する作家で、ノーベル賞候補にもあげられる。良心的左派の論客でもある。国内外の受賞多数。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報