ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アブー・ハーミド」の意味・わかりやすい解説
アブー・ハーミド
Abū Hāmid al-Gharnātī
[没]1169/1170. ダマスカス
イスラム教徒の旅行家。イスラム世界を広く旅行し,さらに 1136年頃にボルガ河口からハンガリー方面を訪れ,53年頃までそこに滞在。のち,東ヨーロッパから中央アジアを経てイラクに戻り,旅行記『西方へのいざない』 al-Mu`rib an ba`d `Ajā'ib al-Maghrib,『心のはなむけ』 Tuhfa al-Albāb wa Nukhba alA`jābを著わした。
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