デジタル大辞泉
「アマルガム法」の意味・読み・例文・類語
アマルガム‐ほう〔‐ハフ〕【アマルガム法】
鉱石中に含まれる金や銀を水銀とのアマルガムにして抽出し、のち水銀を蒸発させて金や銀を回収する製錬法。混汞法。
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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百科事典マイペディア
「アマルガム法」の意味・わかりやすい解説
アマルガム法【アマルガムほう】
混汞(こんこう)法とも。金,銀が水銀とアマルガムをつくりやすいのを利用した製錬法。鉱石を水銀とともに粉砕してアマルガムを形成させ,表面をアマルガム化した銅板上を流すと,金・銀アマルガムが捕集される。のち水銀を蒸留で除く。実収率が低く現在は行われない。
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
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世界大百科事典(旧版)内のアマルガム法の言及
【ラテン・アメリカ】より
…第2期はアンデス高地のポトシ銀山の発見(1545)とメキシコ北部のサカテカス銀山の発見(1546)を契機とする銀開発の隆盛期である。砂金開発とならんで銀開発も征服時代の初期から始まっていたが,二大鉱山の発見に加えアマルガム法の導入(1556)によって低品位鉱石の精製も可能となり,またポトシ近くの[ワンカベリカ]で銀の精製に不可欠な水銀の鉱脈が発見された結果,16世紀末には新大陸の銀生産は急激に増大し,世界全体の9割に達した。こうして銀は生産額,生産量の両面で金を上回り,スペインの国庫収入の大半を占めるに至った。…
※「アマルガム法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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