飴細工(読み)アメザイク

デジタル大辞泉 「飴細工」の意味・読み・例文・類語

あめ‐ざいく【×飴細工】

さらし飴で人・鳥・獣・草花などの形を作ったもの。
見かけだけ美しくて実質のないもの。また、その場限りの粗雑な仕事

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関連語 名詞 出典 実例

精選版 日本国語大辞典 「飴細工」の意味・読み・例文・類語

あめ‐ざいく【飴細工】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 飴で、人、鳥獣、魚、草花などの形を作ったもの。また、それを売る人。
    1. [初出の実例]「紅付て・さし合ひいかす飴細工」(出典:雑俳・名付親(1814))
  3. 外見だけで、内容のない、つまらない物。見かけだけ立派で役立たないもの。また、その場限りの粗雑な仕事。〔かくし言葉の字引(1929)〕

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世界大百科事典(旧版)内の飴細工の言及

【あめ売(飴売)】より

…これはのちに提灯を日の丸の小旗にかえ,昭和初期ころまで見られたものであった。 以上のようなあめ売とともに,あめ細工も人気があった。路傍に屋台をおろし,やわらかくした白あめをヨシの茎の先につけて,吹いてふくらませる。…

※「飴細工」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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