アラ・パキスの祭壇(読み)アラ・パキスのさいだん(その他表記)Ara Pacis Augustae

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アラ・パキスの祭壇」の意味・わかりやすい解説

アラ・パキスの祭壇
アラ・パキスのさいだん
Ara Pacis Augustae

ローマ皇帝アウグスツスシリアイスパニアガリアを平定したのを記念して,前13~前9年にテベレ河畔のカンプス・マルチウスに建てた祭壇。「平和の女神の祭壇」とも呼ばれる。高さ 6m,幅 11.6m,長さ 10.6mの白大理石の壁に囲まれ,その外面は 2段に分かれ,上段は平和祝典の行列を表した浮彫下段唐草模様の浮彫で飾られている。今日その断片ローマ国立美術館ウフィツィ美術館ルーブル美術館に収蔵されている。

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