20世紀西洋人名事典 「アランシリトー」の解説
アラン シリトー
Alan Sillitoe
1928.3.4 -
英国の小説家,詩人。
ノッティンガム生まれ。
第二次大戦中、英国空軍の通信手としてマラヤに勤務するかたわら詩を書き始める。やがて詩人ロバート・グレイヴスの励ましで書いた「土曜の夜と日曜の朝」(1958年)で有名になり、「長距離ランナーの孤独」(’59年)で地位を確立する。下層階級の反抗的気分と哀切な詩情が特徴である。他の作品に「将軍」(’60年)、「ウィリアム・ポスターズの死」(’65年)など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報