アル-アインの遺跡群(読み)アルアインのいせきぐん

世界遺産詳解 「アル-アインの遺跡群」の解説

アルアインのいせきぐん【アル-アインの遺跡群】

2011年に登録された世界遺産(文化遺産)。アル-アインは、アラブ首長国連邦のアブダビ首長国でアブダビ市に次ぐ都市であり、オマーンとの国境に近い古くからのオアシス都市である。この遺跡群は、アル-アインとハフィート、ヒーリー、ビダー-ビント-サウド、オアシス地域といったアル-アインの近接地域の遺跡群で構成されている。数多くの先史時代文化の遺跡が、すでに新石器時代において砂漠地域では定住生活が行われていたことを示しており、この地域において、人々が、どのようにして狩猟採集生活から定住生活に移行していったかを教えてくれる貴重な資料も提供してくれる。定住生活を示す顕著な遺構としては、紀元前2500年頃の石造円形墓、井戸日干し煉瓦で建てられた住居・塔・宮殿庁舎などの建造物がある。なかでもヒーリーにあるアフラージの灌漑システムは、鉄器時代までさかのぼる古いものだが、そのシステムの洗練度を示している。◇英名はCultural Sites of Al Ain(Hafit, Hili, Bidaa Bint Saud and Oases Areas)

出典 講談社世界遺産詳解について 情報

《「晋書」杜預伝から》竹が最初の一節を割るとあとは一気に割れるように、勢いが激しくてとどめがたいこと。「破竹の勢いで連戦連勝する」[類語]強い・強力・強大・無敵・最強・力強い・勝負強い・屈強・強豪・強...

破竹の勢いの用語解説を読む