世界遺産詳解 「アルジェのカスバ」の解説 アルジェのカスバ【アルジェのカスバ】 1992年に登録されたアルジェリアの世界遺産(文化遺産)で、首都アルジェの旧市街を指す。市街地を囲んでいた城壁は、19~20世紀、フランスの植民地政策により大半が破壊されたが、市街は起伏に富んだ地形で、急勾配の坂道、曲がりくねった細い路地、スーク(市場)などが密集して中世アラブの雰囲気を醸し出している。この歴史的例証を守るために、世界遺産に登録された。◇英名はKasbah of Algiers。カスバはアラビア語で、「城塞」の意。 出典 講談社世界遺産詳解について 情報