現代外国人名録2016 「アルジャーディン」の解説
アル ジャーディン
Al Jardine
- 職業・肩書
- ロック・ギタリスト
- 国籍
- 米国
- 生年月日
- 1942年9月3日
- 本名
- Jardine,Alan
- グループ名
- グループ名=ビーチ・ボーイズ〈Beach Boys〉
- 経歴
- 1961年ブライアン、デニス、カールのウィルソン3兄弟やマイク・ラブらとともにビーチ・ボーイズを結成し、’62年アルバム「サーフィン・サファリ」でデビュー。その後、歯科学の勉強のためグループを離れるが、’64年グループに復帰。以来、「サーファー・ガール」「イン・マイ・ルーム」など次々にヒットを飛ばし、美しいハーモニーとビート感を融合させた音楽スタイルは、サーフィン・ミュージックの先駆けとなり、その後のウエスト・コースト・サウンドに多大な影響を与えた。’66年にはロック史上の傑作として名高いコンセプトアルバム「ペット・サウンズ」を発表し全英2位のヒットとなるが、それまでの作品とは異なる難解な作風から米国でのセールスは低迷し、レコード会社からも敬遠される結果となった。同作の発表以後、ソングライティングの中心であったブライアン・ウィルソンが重度のノイローゼのため音楽活動を休止。以後はブライアン抜きでアルバム制作やコンサートを行い、ライブ・バンドとしての評価を高めていった。’76年ブライアンが復帰。’86年グループ結成25周年記念アルバム「メイド・イン・USA」をリリース。’88年にはシングル「ココモ」が全米1位の大ヒットとなった。同年ロックの殿堂入り。やがて曲のクレジットを巡るトラブルなどからメンバー間のムードは険悪なものになり、実質的なリーダーであったカール・ウィルソンが死去した’98年以後はマイクが主導権を握ったビーチ・ボーイズやブライアンと袂を分かって自分の息子たちとともにアル・ジャーディン・ファミリーアンド・フレンズを結成して活動。しかし2005年にはブライアンと和解、2006年ブライアンのソロコンサートにゲスト出演した。2012年にはデビュー50周年を迎えて再結成し、33年ぶりに来日公演を行う。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報