アルゼンチン経済危機

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アルゼンチン経済危機

1990年代の積極財政で公的債務返済能力への不信感が増し、2000年代に入り国債金利が上昇。01年12月に対外債務の一方的支払い停止を表明、事実上のデフォルト(債務不履行)となった。債務の大半は減額した国債との交換で返却し、05年にデフォルト状態を脱したが、パリクラブ(主要債権国会議)や一部米ファンドの債務が残存。ファンドが起こした訴訟で米連邦地裁が全額返済を命じたことから「再デフォルト危機」と報じられ、アルゼンチンは米最高裁に上告した。(リオデジャネイロ共同)

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