20世紀西洋人名事典 「アルヌルフエーベルラン」の解説
アルヌルフ エーベルラン
Arnulf Øverland
1889 - 1968
ノルウェーの詩人。
1911年詩集「さびしい祭典」でデビューし、’12年「百のバイオリン」を発表し注目をあびる。ニーチェやハイネらの影響を受け、ついでマルクスやフロイトの影響を受ける。’29年発表の「家銘集」は芸術的価値の高い作品集である。’40年ドイツ軍侵入後は抵抗詩人として活躍し反ナチス的態度で逮捕され収容所を転々としながらも詩を書き続け、20世紀ノルウェーの精神生活の中心的存在となる。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報