最新 地学事典 「アルバイト化作用」の解説
アルバイトかさよう
アルバイト化作用
albitization
曹長石化作用とも。(1)おもに長石類がアルバイト(曹長石)へ変換または置換されること。続成変成作用の一つの段階で,火山砕屑物や砂岩にしばしば認められる。ふつう,Caに富む斜長石がアルバイトに変わるが,アルカリ長石がアルバイト化することも。前者での変成条件は,沸石変成相におけるアルバイト相(120℃前後)にほぼ対応すると推定される。[公文 富士夫]
( 2 )交代作用により岩石中にアルバイトの生成する作用。スピライトやアディノールの生成はアルバイト化作用の顕著な例。アルバイトは低温で安定な鉱物なので,高温で生成した岩石が低温時にNa に富む熱水液などに接する場合にアルバイト化作用が行われることが多い。
執筆者:諏訪 兼位
参照項目:沸石相
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

