20世紀西洋人名事典 「アルフレッドロッコ」の解説
アルフレッド ロッコ
Alfredo Rocco
1875 - 1935
イタリアの法学者,政治家。
元・ローマ大学学長。
当初急進党に所属し、次にナショナリスト協会に加わり、第一次大戦前後のナショナリズム運動の指導的理論家となる。1923年下院議長をへて法相となり、辞任後ローマ大学学長を務める。’25〜32年法相在任中に結社活動を規制する法、政府首長に行政執行の全権を認める法、政府に立法権を認める法、死刑復活と特別裁判所の設置を定めた国家防衛法、集団的労働関係の規制に関する法、ファシズム大評議会を国制の最高機関とする法、新刑法の制定など国家制度の根本にかかわる諸措置を講じる。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報