ある若者の告白(読み)あるわかもののこくはく(その他表記)Confessions of a Young Man

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ある若者の告白」の意味・わかりやすい解説

ある若者の告白
あるわかもののこくはく
Confessions of a Young Man

イギリスの作家G・A・ムーアの文学的自叙伝。1888年刊。作者の少年時代から学校時代、そして18歳のときから10年間にわたるパリ滞在が全編の中心をなす。象徴派の詩人たち、自然主義派の小説家、印象派の画家たちとの交友が詳しく描かれ、こうした体験によって生まれた彼自身の芸術的立場表明と、故国に帰って最初の小説『現代恋人』(1883)執筆までの記述で終わる。

小池 滋]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む