20世紀西洋人名事典 「アレキサンダーベーク」の解説
アレキサンダー ベーク
Aleksandr Al’fredovich Bek
1903.1.3 - 1972
ソ連の小説家。
サラトフ生まれ。
1934年「クラコ」でデビューし、第二次世界大戦中の’41年の防衛戦を描いた「ボロコラムスク街道」(’43〜44年)で文名を確立。その後も「ベレシコフの生涯」などドキュメンタル作品を多く手がける。スターリン批判後、自らの過去の作家生活を自己批判して「新しい任命」を書くが、国内出版されず後にフランスで出版される。また、夫人のロイコも作家で、’54年の「若人たち」は夫妻の合作である。作品はほかに「数日間」(’60年)、「パンフィーロフ将軍の予備隊」(’60年)など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報