アレクサンドルカレリン(その他表記)Aleksandr Karelin

現代外国人名録2016 「アレクサンドルカレリン」の解説

アレクサンドル カレリン
Aleksandr Karelin

職業・肩書
政治家,元レスリング選手 ロシア下院議員 ソウル五輪・バルセロナ五輪・アトランタ五輪レスリング男子グレコローマン130キロ級金メダリスト

国籍
ロシア

生年月日
1967年9月19日

出生地
ソ連ロシア共和国ノボシビルスク(ロシア)

経歴
もともとは水泳選手だったが、体が大きくなり過ぎたために14歳でレスリングに転向。1985年17歳でソ連ナショナルチーム入り。’86年ヨーロッパエスポワール選手権で優勝し、’88年ヨーロッパチャンピオンに輝いた。’87年国内大会で当時の世界王者ロストロスキーに敗れて以来無敗で、’88年から世界大会(五輪,世界選手権)で12年間無敗を誇り、大会76連勝を記録。同年のソウル五輪グレコローマン130キロ級、’92年バルセロナ五輪、’96年アトランタ五輪と3つの五輪で金メダルを獲得した他、’99年まで世界選手権を9連覇、欧州選手権を12連覇し、“霊長類最強”と称された。2000年シドニー五輪決勝でルーマン・ガードナー(米国)に敗れ銀メダルとなり、同年引退を表明。400キロ超の背筋力武器で、うつぶせ状態の相手を両腕で持ち上げて後方に反り投げる得意技は“カレリンズ・リフト”と呼ばれた。一方、1999年12月ロシア下院選にシベリアのノボシビルスク小選挙区から出馬しトップ当選。自身が設立したカレリン基金社長も務める。2013年2月レスリングが20年五輪実施競技の除外候補に挙げられると、それまで距離を置いていた国際レスリング連盟(FILA)の要請を受けて特命理事に就任。存続運動に努め、9月の存続決定に貢献した。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android