現代外国人名録2016 「アンソニートゥー」の解説
アンソニー トゥー
Anthony T. Tu
- 職業・肩書
- 生化学者 コロラド州立大学名誉教授 元千葉科学大学教授
- 国籍
- 米国
- 生年月日
- 1930年
- 出生地
- 台湾・台北
- 別名
- 台湾名=杜 祖健(ドゥー チュージェン)
- 専門
- 毒物学(動物毒の生化学,ラマン分光学の生化学への応用)
- 学歴
- 台湾大学理学部化学科〔1953年〕卒,ノートルダム大学大学院〔1956年〕修士課程修了
- 学位
- Ph.D.(スタンフォード大学)〔1961年〕
- 勲章褒章
- 旭日中綬章(日本)〔2009年〕
- 経歴
- 1954年米国に留学。エール大学博士研究員、ユタ州立大学教授、コロラド州立大学准教授を経て、’70年40歳の若さで同大教授に就任。ラマン分光学による動物毒、とくに蛇毒のタンパク質の構造と生理活性の相互関係の研究が専門。’94〜95年には日本の警視庁科学警察研究所の依頼でオウム真理教によるサリン事件捜査に協力。2004年日本初の危機管理学部を創設した千葉科学大学教授。2010年より順天堂大学客員教授。著書に「毒蛇の博物誌」「アメリカでも一流校は狭き門」「身のまわりの毒」「ラマン分光学入門」(共著)「科学英語実用ハンドブック」、サリン事件に関する「サリン事件の真実」「サリン事件―科学者の目でテロの真相に迫る」のほか、蛇毒やラマン分光学に関する著作が多数ある。日本語も話す。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報