日本大百科全書(ニッポニカ) 「アンソリーザ」の意味・わかりやすい解説 アンソリーザあんそりーざ[学] Chasmanthe aethiopica N.E.Br.Antholyza aethiopica L. アヤメ科(APG分類:アヤメ科)の秋植え球根草。南アフリカ喜望峰原産。花壇、切り花または切り葉として利用される園芸植物。高さは0.6~1メートル。葉はバビアナに似て縦に深いしわがある。5~6月、2列に並んだ穂状花序の橙緋(とうひ)色の花を開く。花の形状は特異で、上弁3枚は長く直線的、下弁3枚は背曲する。暖地では戸外に植えても開花するが、一般には鉢植えにしてフレーム内で越冬させる。[平城好明 2019年5月21日] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例