アンダマン島民(読み)あんだまんとうみん

日本大百科全書(ニッポニカ) 「アンダマン島民」の意味・わかりやすい解説

アンダマン島民
あんだまんとうみん

イギリスの社会人類学者A・R・ラドクリフ・ブラウンが1906~1908年に調査し、『アンダマン島民』The Andaman Islanders(1922)を著したことで有名になった民族

[編集部]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アンダマン島民」の意味・わかりやすい解説

アンダマン島民
アンダマンとうみん
Andamanese

ベンガル湾東方洋上のアンダマン諸島の先住民。形質的にはニグリトに属し,黒い皮膚をもち,頭髪のちぢれも強く,短頭。一般に太って脂肪質であり,特に女性ではそれが著しく,臀部後方に突出している。固有の言語を用いているのは約 1000人と推定されており,インド政府による保護を受けている。ほとんどは物質的にも文化的にも現代文明に吸収されているが,一定の領域内で地縁集団単位として,遊動的な狩猟採集の生活をおくる人々もわずかながら残っている。

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