20世紀西洋人名事典 「アントンデルモータ」の解説
アントン デルモータ
Anton Dermota
1910.6.4 -
ユーゴスラビアのテノール歌手。
ウィーン音楽院教授。
クロパ生まれ。
ラブリャナの音楽院で作曲とオルガンを学び、ウィーンでエリザベート・ラドーのもとで修行する。1936年ウィーン国立歌劇場で「ドンジョバンニ」のドン・オッターヴィオでデビュー。’38年ザルツブルク音楽祭で成功し、ヴィーンの代表的テノールとなった。のち、ヴィーン音楽院の教授になる。モーツァルトのオペラを得意とし、リート歌手、オラトリオ歌手としても評価が高い。代表的なレコードに、「こうもり」、「フィデリオ」などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報