20世紀西洋人名事典 「アントンハイラー」の解説
アントン ハイラー
Anton Heiller
1923.9.15 - 1979.3.25
オーストリアの作曲家,オルガン奏者,指揮者。
元・ウィーン音楽アカデミー(現在の高等音楽学校)教授。
ウィーン生まれ。
ウィーン音楽アカデミー卒業後の1945年、同校のオルガン教師となり、’71年同教授。教職を務める傍ら、演奏会オルガニストとして国際的な名声を得て、’52年にはハーレム国際オルガン・コンクールで第1位を獲得。また、作曲家としても活躍し、現代的な多声音楽の手法でカトリックの教会音楽を手がける。’54年オーストリア国家賞、’63年にウィーン文化賞、’69年には大オーストリア国家賞を受賞。また、’73年にマリー=クレール・アランとともに来日し、国際基督教大学で講義と演奏を行った。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報