アンドレイボズネセンスキー(その他表記)Andrei A. Voznesenskii

20世紀西洋人名事典 の解説

アンドレイ ボズネセンスキー
Andrei A. Voznesenskii


1933 -
ソ連詩人
モスクワ生まれ。
1958年頃から詩作を始め、エフトゥシェンコ、ロジェストヴェンスキーらと共に戦後ソビエト詩の第一人者で、官僚主義個人崇拝の否定、自己主張にあふれた詩で’60年頃より詩壇に登場した。一部批評家は、特に初期の作品「建設の夕」(’61年)をソビエト詩を破壊するものと痛烈に批判し、’62年末のソ連における文芸批判の際には形式主義的傾向、無思想性などの理由でソ連共産党イデオロギー委員会などから集中攻撃を浴びた。しかし、ソビエト詩に新しい発展をもたらすものとして長老詩人や若い読者は熱烈に支持している。他の作品に、「モザイク」(’60年)、「ゴヤ」(’60年)、「オーザ」(’65年)などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android