20世紀西洋人名事典 「アンドレクリュイタンス」の解説
アンドレ クリュイタンス
André Cluytens
1905.3.26 - 1967.6.3
ベルギーの指揮者。
元・パリ音楽院管弦楽団常任指揮者。
アントワープ生まれ。
アントワープの王立音楽院でピアノを学ぶ。父が指揮者をしていたアントワープ王立フランス劇場で、合唱指揮者をするが、その後常任指揮者となる。1932年パリで、トュルーズ、リヨンで歌劇場指揮者を務めた後’43年パリ音楽院管弦楽団、フランス国立放送管弦楽団の指揮者を歴任。’47年パリ・オペラ・コミックの音楽監督となり、’49年に死去するまでその地位にあった。パリ音楽院管弦楽団の常任指揮者も兼務。’64年同楽団と来日。ラヴェルの作品では特にその才能を発揮し、絶妙な演奏で音楽を客観的にとらえている。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報