アンドレーアス・ザロメ(読み)あんどれーあすざろめ(その他表記)Lou Andreas-Salomé

日本大百科全書(ニッポニカ) 「アンドレーアス・ザロメ」の意味・わかりやすい解説

アンドレーアス・ザロメ
あんどれーあすざろめ
Lou Andreas-Salomé
(1861―1937)

ドイツの著述家、精神分析学者。サンクト・ペテルブルグに生まれ、チューリヒ大学宗教学神学哲学を学ぶ。ニーチェ求婚を拒否して、女性・宗教問題の著述専念。東洋学者アンドレーアスFriedrich Carl Andreas(1846―1930)とは名目上の結婚をする。『ニーチェ』(1894)、『エロティーク』(1910)、『リルケ』(1928)を発表。フロイト弟子となり、その理論についての著述を公表、同時に精神分析の治療にあたって一生を終えた。

[塚越 敏]

『後藤信幸他訳『ルー・ザロメ著作集』全6巻(1973、1974/新装版・1986・以文社)』

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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