アンリトロワイヤ(その他表記)Henri Troyat

20世紀西洋人名事典 「アンリトロワイヤ」の解説

アンリ トロワイヤ
Henri Troyat


1911.11.1 -
フランスの小説家。
モスクワ(ソ連)生まれ。
本名H. タラッセル。
帝政ロシア時代の裕福な商人の家に生まれたが、1920年フランスに一家で亡命し、帰化。1938年長編小説「蜘」でゴンクール賞を獲得し、以後、「この世の続く限り」(’47〜50年)など数編の大河小説を発表した。このほか、「ドストエフスキー」(’50年)、「ゴーゴリ」(’71年)などのロシア作家の評伝、「女帝エカテリーナ」などの帝政ロシア期を題材とした歴史小説、戯曲など多彩な執筆活動を行った。また、’59年にはアカデミー・フランセーズの会員に選ばれている。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

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