デジタル大辞泉 「アーラウ」の意味・読み・例文・類語 アーラウ(Aarau) スイス北部、アールガウ州の州都。アーレ川沿いに位置する。13世紀に都市権を得て、18世紀に繊維産業で発展。18世紀末の短期間、ナポレオンによる傀儡かいらい国家、ヘルベティア共和国の首都が置かれた。19世紀半ばに鉄道が通じ、工業都市となった。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
日本大百科全書(ニッポニカ) 「アーラウ」の意味・わかりやすい解説 アーラウあーらうAarau スイス北部、アールガウ州の州都で工業都市。人口1万5300(2001)。中世なかばにアーレ川南岸の漁村に起源をもち、早くも1283年にハプスブルク家から都市権を与えられた。11世紀建設の城には一見すべき歴史博物館がある。交通の要地にあり、水力が豊富なため17世紀以降繊維工業が発達、19世紀に入り工業化が一段と進み、精密機械、光学機器、電気器具、靴、釣鐘の製造が盛んで、労働者の半分は市外からの通勤者である。[前島郁雄] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例