現代外国人名録2016 「イェルクデームス」の解説
イェルク デームス
Jörg Demus
- 職業・肩書
- ピアニスト
- 国籍
- オーストリア
- 生年月日
- 1928年12月2日
- 出生地
- ザンクト・ペルテン
- 学歴
- ウィーン国立音楽アカデミー〔1945年〕卒
- 受賞
- ブゾーニ賞〔1956年〕,モーツァルト・メダル〔1979年〕
- 経歴
- 1940〜45年ウィーン国立音楽アカデミーで、E.フィッシャーにピアノを、J.クリップスに指揮を教わったほか、のちW.ギーゼキング、ナット、ミケランジェリらにも師事した。この間’43年に14歳でウィーンでデビューし、’50年にはロンドンやスイスでも国際的にデビューを果たした。その後世界各地で演奏し、古典派からドイツ・ロマン派やドビュッシーまで定評があった。この間、第二次大戦後には、バドゥラ・スコダ、F.グルダと“ウィーン3羽烏”として喧伝され、ソロ活動のほか、バドゥラ・スコダとの2重奏や室内楽でも活躍し、またのちD.フィッシャー・ディースカウの伴奏者を、J.ムーアを継いで務めた。18〜19世紀の古鍵盤楽器を収集し、’60年代より講演や録音で、ウィーンの作曲家の作品を初演当時の楽器を使って演奏することに努めた。シューマン、ブラームスをはじめとする多数の吹き込みがあり、著書に「演奏解釈の冒険」(’67年)、「ベートーベンのピアノ・ソナタ」(’70年,スコダとの共著)など。’61年初来日。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報