イオン銀行(読み)いおんぎんこう(その他表記)AEON Bank, Ltd.

共同通信ニュース用語解説 「イオン銀行」の解説

イオン銀行

流通大手イオンが総合金融事業の一つとして手がける銀行。2006年に設立され、07年に営業を始めた。24年5月末時点で全国のイオングループの店舗や駅、空港などにATMを約6800台設置し、銀行店舗も146カ所展開している。直近の財務資料によると、預金残高は4兆6231億円、口座数は862万。住宅ローン事業も行っている。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「イオン銀行」の意味・わかりやすい解説

イオン銀行(株)
いおんぎんこう
AEON Bank, Ltd.

イオングループの銀行。スーパーなどの商業施設に現金自動預金支払機(ATM)などの拠点を設けて銀行サービスを提供する流通系銀行の一つである。2007年(平成19)に開業。2012年に、経営破綻した日本振興銀行の事業を承継した。ショッピングモールやスーパーなどの大型商業施設内に有人店舗(全国140か所)を設け、対面や非対面で円預金、外貨預金、住宅・カードなどの各種ローン、投資信託、保険などの金融商品を提供している。グループの商業施設、駅、提携金融機関にATM(全国約6300台)を設置し、この利用者や提携金融機関から手数料を得ている。口座開設者にはキャッシュカードを発行し、イオンや提携金融機関のATMで現金の入出金が可能である。他行との資金決済に必要な仮想支店には「ルビー」「ダイヤモンド」など誕生石の名を採用。本社は東京都千代田区神田錦町。資本金512億5000万円(金融事業会社であるイオンフィナンシャルサービス全額出資)。預金残高4兆0168億円、口座数約753万(2021年3月)。

[矢野 武 2022年4月19日]

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