いくり(読み)イクリ

デジタル大辞泉 「いくり」の意味・読み・例文・類語

いくり

海中の岩。
からの崎なる―にそ深海松ふかみるふる荒磯ありそにそ玉藻は生ふる」〈・一三五〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「いくり」の意味・読み・例文・類語

い‐くり

  1. 〘 名詞 〙 ( 「い」は接頭語、「くり」は海中に隠れている岩をいうか ) 海中にある岩。暗礁
    1. [初出の実例]「由良の門(と)門中(となか)の伊久理(イクリ)に 振れ立つ 漬(なづ)の木の さやさや」(出典古事記(712)下・歌謡)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android