イサキ島(読み)イサキとう(その他表記)Nísos Itháki

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「イサキ島」の意味・わかりやすい解説

イサキ島
イサキとう
Nísos Itháki

古代ギリシア語読みではイタケ Ithakē,ラテン語ではイタカ Ithaca。ギリシア西部,イオニア諸島中部の島。ケファリニア島の北東岸沖にあり,狭い地峡で結ばれた2つの石灰岩山地から成る。中心集落イサキ。可耕地は少いが,オリーブ油,ワイン,干しぶどうなどを生産。ギリシア神話オデュッセウス故国とされる島で,前 800年頃のコリント植民市の遺跡が発掘されているが,16世紀以降ベネチア人が植民を推進するまでほとんど無人島であった。 1953年地震により大きな被害を受けたが,その後復興。面積 96km2人口 3646 (1981) 。

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