デジタル大辞泉 「イシククル湖」の意味・読み・例文・類語 イシククル‐こ【イシククル湖】 《Issik-köl/Ысык-Көл》キルギス北東部にある湖。ロシア語名イシククリ湖。首都ビシュケクの東約180キロメートル、標高約1600メートルの高地に位置する。同国最大の面積をもつ。塩分濃度は約0.6パーセント。湖中に数百年前の集落跡が発見されており、大きく水位変動したことがわかっている。湖岸にはチョルポンアタをはじめとする観光保養地がある。イシク湖。イシククリ湖。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
改訂新版 世界大百科事典 「イシククル湖」の意味・わかりやすい解説 イシク・クル[湖]Issyk-Kul' 中央アジアのキルギス共和国北東部,天山山脈中の標高1609mの地溝帯にある湖。多数の流入河川があるが,流出河川はない。面積6280km2,平均深度279m,最深702m,水量1730km3,塩分0.6%。夏は水温20℃余,冬は3℃近くで結氷しない。イシク・クルはキルギス語で〈熱い湖〉の意。湖岸にはアクスなどの保養地があり,またサカ族など古代遊牧民の墳墓も多い。執筆者:小野 菊雄 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by