ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「イシャンゴ遺跡」の意味・わかりやすい解説 イシャンゴ遺跡イシャンゴいせきIshango コンゴ民主共和国,エドワード湖西岸にある中石器時代の遺跡。後期旧石器時代との見解もある。多くの骨製の銛があり,また魚骨が多量にあることから湖の漁業が主要な生業であったものと推測される。石器は削器,細石器などがある。サハラ砂漠の南,ナイル川中流域には類似の様相を示す文化があり,近縁関係にあるとされている。完新世に入り,湿潤化した砂漠の周辺部には多くの湖沼が現われ,カバまでもがいたことが確認されている。漁労を主に,狩猟,採集を従にした文化である。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by