精選版 日本国語大辞典 「いちびはばき」の意味・読み・例文・類語 いちび‐はばき【麻脛巾】 〘 名詞 〙 イチビの皮の繊維で編んだはばき。上の方は糸で編み付け、下の方は裂いて垂らしてある。近衛府の官人、随身(ずいじん)、召具(めしぐ)などが着用した。麻脛巾〈北野天神縁起〉[初出の実例]「一両菲蒲脛巾各一具」(出典:貞観儀式(872)三)「看督長(かどのおさ)十六人、〈略〉いちひはばきに乱れ緒をはいて列をひく」(出典:太平記(14C後)一三) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例