イットリウムガガーリン石(読み)イットリウムガガーリンせき

最新 地学事典 の解説

イットリウムガガーリンせき
イットリウムガガーリン石

gagarinite-(Y)

化学組成YCaNaF6鉱物。六方晶系,空間群P63/m,格子定数a0.599nm, c0.353,単位格子中1分子含む。クリーム・ピンク色曇状ないしガラス光沢,条痕白色。脆弱,硬度4.5,比重4.21。薄片は無色,一軸性正,ときに2V~20°,屈折率ε1.492, ω1.472,伸長性正。水・硝酸・塩酸濃硫酸で分解,ナトリウムが溶出。磁性は,エジリン輝石リーベック閃石とほぼ同じ。Na交代作用を受けたアルカリ花崗岩や閃長岩中に産出。容易に変質してテンゲル石セリウムシンキス石・含イットリウム蛍石の集合体で置換。結晶構造中では希土類とカルシウムが同じ席を占有し,ナトリウム席は欠損がある。同形置換Y3+□Ca2+Naがみられる。Ce>Yのセリウムガガーリン石もある。1961年,カザフスタン共和国で発見,世界初の宇宙飛行士Y.A.Gagarinにちなみ命名。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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