イノラムキ古墳(読み)いのらむきこふん

日本歴史地名大系 「イノラムキ古墳」の解説

イノラムキ古墳
いのらむきこふん

[現在地名]東大阪市日下町八丁目

近鉄奈良線石切いしきり駅の東北一・一キロ、標高三六〇メートルの尾根頂上単独で存在する。一辺約一五メートルの方墳と推定され、墳丘の西側斜面には二段の外護列石がある。主体部は巨大な切石を使用した横穴式石室で、羨道部が崩れているため全長は不明であるが、玄室は長さ六メートル、幅一・八五メートル、高さ二・三メートル。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android