イブキノエンドウ(読み)いぶきのえんどう

日本大百科全書(ニッポニカ) 「イブキノエンドウ」の意味・わかりやすい解説

イブキノエンドウ
いぶきのえんどう / 伊吹野豌豆
[学] Vicia sepium L.

マメ科(APG分類:マメ科)の多年草。細い根茎があり、基部から走出枝を伸ばす。茎はつる性で、長さ1メートル。葉は8~14枚の無柄の小葉をつけ、先端は二、三分する巻きひげとなって他物に絡みつく。小葉は狭卵形で長さ1~3センチメートル、最下の1対がもっとも大きい。托葉(たくよう)は半円形蜜腺(みつせん)があり、多くは深く2裂する。花は淡紫色で長さ1.5~1.7センチメートル、5~7月、葉腋(ようえき)の短柄に1~4個ずつつく。豆果は6~8個の種子を含み、線形で黒く熟し、裂開して種子を飛ばす。ヨーロッパ原産で、古くから滋賀県の伊吹山(いぶきやま)、最近では北海道の一部に帰化している。カラスノエンドウともよばれる。また、同属のヤハズエンドウV. sativa L. subsp. nigra Ehrh.(V. angustifolia L.)も同じくカラスノエンドウとよばれることがある。

[立石庸一 2019年10月18日]

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