カラスノエンドウ(読み)からすのえんどう

日本大百科全書(ニッポニカ) 「カラスノエンドウ」の意味・わかりやすい解説

カラスノエンドウ
からすのえんどう / 烏野豌豆
[学] Vicia sepium L.

イブキノエンドウの別名ヤハズエンドウも同じくカラスノエンドウとよばれることがある。

[立石庸一]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カラスノエンドウ」の意味・わかりやすい解説

カラスノエンドウ(烏の豌豆)
カラスノエンドウ
Vicia sativa

マメ科多年草。田のあぜ路傍に普通にみられる雑草。根もとから分枝した茎は四角形で,長さ 50~100cmになる。葉は互生し,ほとんど無柄の偶数羽状複葉で,小葉は3~7対。小葉の先端はくぼんで矢筈形となり,主脈のみ突出するので,ヤハズエンドウとも呼ぶ。花は4~6月に,葉腋に長さ 12~18mmの紅紫色蝶形花を1~3個つける。果実は長さ3~4cm,幅5~9mmで無毛。熟すると黒色になる。種子も黒く 10個ぐらい生じる。名前は実が黒いのと,スズメノエンドウより大きいのでついたという。

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